せどり売上・在庫管理自動帳簿「Eマネ」の初期設定
この度はAmazon・ヤフオク・メルカリの売上・在庫管理自動帳簿「Eマネ」のご利用ありがとうございます。
Eマネをお使いいただくために初期設定をする必要がありますので、まずはその設定方法をお伝えいたします。
目次
原紙をコピーする。
Eマネは1年毎に利用します。
その為原紙は残しておきたいので、原紙のコピーを作ります。
原紙は圧縮フォルダ内にあり、圧縮フォルダからの移動は自動的にコピー作られ、圧縮フォルダ内のファイルは残ります。
その為、原紙の入っている圧縮フォルダを開き、コピーを作りたい場所へドラッグ&ドロップすれば原紙のコピーが作られます。
今回は例として「売上・棚卸自動管理帳簿」というフォルダを作って、そのフォルダ内へ原紙のコピーを作りました。
フォルダ内ではなくても、デスクトップ上にコピーを作っていただいても良いですし、ご自身が分かりやすいお好みの場所へコピーを作ってください。
コピーを作ったらファイル名を変更してください。
Eマネは1年毎に利用するので、お使いいただく年をファイル名の中に入れると分かりやすいかと思います^^
初めてEマネを開く
先ほど作ったコピーのEマネを開き「コンテンツの有効化」をクリックします。
もしも、この時に『このファイルのソースが信頼できないため、Microsoftによりマクロの実行がブロックされました。』と出てしまう場合。
Eマネを右クリックして「プロパティ」を選びます。
「全般」タブの最下部にセキュリティの箇所があり「許可する」にチェックを入れることで使えるようになります。
この時点では以下の「コンパイルエラー」が発生するかと思います。
こちらは「OK」を選択してください。
「コンパイルエラー」については、後述する「Selenium Basic のインストール」を実施することで、エラーは出なくなります。
なので、まずは最初にEマネを開いた際に「コンパイルエラー」が発生することをご確認ください。
月次レポートの年を合わせる
Eマネの中に「月次レポート」というシートがあり、入力した仕入情報・注文情報・注文外情報・経費を月毎にまとめて自動反映されるようになっています。
Eマネは1年毎に利用しますが、昨年までに残った在庫に関する情報は、翌年に持ち越しする為、帳簿内で今年分と昨年までに残った在庫が混在します。
従って月次レポートへ昨年までに残った情報と今年分の情報を反映させるために、利用する年を合わせる必要があります。
「月次レポート」のシートを開きます。
「年次」の右隣りにある年数を利用する年(西暦)に変更してください。
初期状態の月次レポートでは、管理リストの1,000行目までしか、月次レポートに反映がされません。
その為、仕入れ量が多い方が管理リストへ仕入情報を入力した際に、月次レポートに全て反映がされないと戸惑うかもしれませんがご安心ください。
Amazon、ヤフオク、メルカリのどれでも良いので、売却済みデータの自動取り込みを実行すると、月次レポートへの反映させる行数が都度増える仕様になっています。
Google Chromeのインストール
Eマネの機能の中で
・ヤフオクの「かんたん決済受け取り明細」の画面スクリーンショット
・メルカリの「取引情報」の画面スクリーンショット
・メルカリの売却済みデータのCSVダウンロード
これらの機能を利用する際にGoogle Chromeを利用する為、Google Chromeをお使いのパソコンにインストールしていない場合はインストールしてください。
※既にお使いのパソコンでGoogle Chromeはインストール済みである場合は、次の「Selenium Basic のインストール」へ進んでください。
Google Chromeを以下のURL(無料配布ページ)からダウンロードします。
https://www.google.co.jp/chrome/
「Chromeをダウンロード」をクリックします。
ダウンロードされた「Chrome.Setup」をダブルクリックしインストールに進みます。
「ユーザー アカウント制御」画面で「はい」をクリックします。
ダウンロードからインストールが始まります。
インストールが完了するとGoogle Chromeが起動します。
Google Chromeをデフォルトブラウザにしたい場合は、「Windowsの設定を開く」から設定をしてください。
Google Chromeは拡張機能で様々な便利機能が無料で使えたり、他のパソコンやスマホでもブックマークを同期して使えて便利なのでおススメです^^
Selenium Basic のインストール
Selenium Basic(セレニウム ベーシック)とは、様々なブラウザを外部プログラムから制御するためのものです。
Eマネの機能の中で
・ヤフオクの「かんたん決済受け取り明細」の画面スクリーンショット
・メルカリの「取引情報」の画面スクリーンショット
・メルカリの売却済みデータのCSVダウンロード
これらの機能を利用する際にGoogle Chromeを利用する為、Selenium Basicのインストールが必要になります。
まず、以下URLを開きSelenium Basicをインストールしてください。
http://florentbr.github.io/SeleniumBasic/
ページを開いたらDownloadの下にある「Release page」をクリックします。
次のページでSeleniumBasic-XXXXX.exeをクリックしてダウンロードします。
(XXXXXの箇所はその時のバージョンによって数字が変わりますので写真と違っても大丈夫です^^)
ダウンロードされた「SeleniumBasic-XXXXX.exe」をダブルクリックしインストールに進みます。
「NEXT」をクリックします。
「I accept the agreement」を選択し「Next」をクリックします。
・Templates and examples
・Enhanced console runner for VBScript files
・WebDriver for Chrome
これらを選択し「Next」をクリックします。
「Install」をクリックします。
「Finish」をクリックしてSelenium Basic のインストール完了です。
Selenium Basic のインストールが完了しましたら、一旦Eマネを保存してから閉じて、再度Eマネを開いてください。
再度Eマネを開いた際に、最初に開いたときに発生していた「コンパイルエラー」が発生せずに、以下の「試用する」のボタンが出現したら成功です。
「試用する」をクリックすれば、Eマネを利用することが出来ます。
ユーザープロファイルの設定
・ヤフオクの「かんたん決済受け取り明細」の画面スクリーンショット
・メルカリの「取引情報」の画面スクリーンショット
・メルカリの売却済みデータのCSVダウンロード
これらの機能を使う際に、この設定をしないとマクロを動かす都度ログインする必要が生じます。
正確には一定期間これらの機能を使わないでいれば結局ログアウトされますので、その際は再ログインが必要になったり、再度この設定をやり直す必要も出てきます。
ですが、短い期間内で利用する際に、都度ログインや再設定をする必要をなくすためにこの設定を行います。
この設定を行う前にGoogle Chromeでヤフオク、メルカリへのログインと、メルカリからの通知が来るメールアドレスへもログインしてから設定を進めてください。
普段ログインしてるから大丈夫~ではなく、今一度ログアウトされていないか確認しておきましょう。
Google Chromeでヤフオク、メルカリにログイン出来ていることを確認したら、Google Chromeのアドレスバーに「chrome://version」と入力しエンターキーをクリックします。
プロフィールパスの箇所にある「C:\Users~\Chrome」までをコピーします。
なんでも良いのでエクスプローラー(フォルダ)を開きます。
エクスプローラー(フォルダ)のアドレスバーに、先ほどコピーした「C:\Users~\Chrome」を貼り付け、エンターキーを押します。
フォルダ内に「UserData」というフォルダを右クリックしてコピーします。
コピーした「UserData」というフォルダをお好みの場所(圧縮フォルダ以外)へ貼り付けます。
※ただし、GoogleDriveやOneDrive等のクラウドフォルダには入れないでください。
「UserData」のフォルダには多くのデータが入っているためクラウドへのアップロードや同期に多くの時間がかかりエラーも多発しやすくなります。
その為、PC上に「UserData」のフォルダは貼り付けるようにしてください。
今回は例としてEマネの原紙のコピーしたフォルダ内に貼り付けました。
フォルダ内ではなくても、デスクトップ上にコピーを作っていただいても良いですし、ご自身が分かりやすいお好みの場所へコピーを作ってください。
※圧縮フォルダの中には入れないでください。
「UserData」のフォルダには多くのデータが入っているため貼付けに少し時間がかかりますので気長にお待ちください^_^;
もしも、この時に『項目が見つかりません』または『使用中のファイル』が出てしまう場合。
『項目が見つかりません』に関しては「すべての項目にこれを実行する」にチェックを入れて「スキップ」をクリックしてください。
『使用中のファイル』に関しては開いているGoogle Chromeを全て閉じてから「再試行」をクリックしてください。
「UserData」の貼付けが完了したら「UserData」のフォルダを開いてください。
エクスプローラー(フォルダ)のアドレスバーにある「UserData」の箇所を右クリックして「アドレスのコピー」をクリックしてください。
Eマネを開いて「PROFILE_PATH」というシートを開いてください。
左上にある「PROFILE_PATH」と入力された右隣にある黄色のセル(B1セル)に先ほどコピーした「UserData」のアドレスを貼り付けてユーザープロファイルの設定は完了です。
スクリーンショットの保存先を設定する。
ここまで少し大変だったと思いますが、初期設定はここが最後です(><)
最後は簡単なのでもう少しだけ頑張りましょう!
最後の初期設定は
・ヤフオクの「かんたん決済受け取り明細」の画面スクリーンショット
・メルカリの「取引情報」の画面スクリーンショット
この機能を使った際の画像保存先を決めます。
今回は例としてEマネの原紙のコピーしたフォルダ内に「オク・メルのスクショ」という名前のフォルダを作成してそこを保存先とします。
※スクリーンショットの保存先に関してはデスクトップや既存のフォルダではなく、ご自身が分かりやすいお好みの場所に新規のフォルダを作った方が後々分かりやすいと思います。
スクリーンショットの保存先フォルダを開き、エクスプローラー(フォルダ)のアドレスバーにあるスクリーンショット保存先フォルダの名前を右クリックし「アドレスのコピー」をクリックしてください。
Eマネを開いて「PROFILE_PATH」のシートを開いてください。
左上にある「スクショ保存先」と入力された右隣にある水色のセル(B3セル)に先ほどコピーしたスクリーンショット保存先フォルダのアドレスを貼り付けてスクリーンショット保存先の設定は完了です。
以上でEマネの初期設定はすべて完了になります。
お疲れ様でした!