せどろいどの在庫リスト(CSV)を自動並べ替えしてEマネへ入力
Eマネを利用することに限ったことではありませんが、確定申告の為に棚卸、帳簿作成をするにあたって、仕入れ情報をを記録しておくことは必須です。
仕入情報とは・いつ?・どこで?・何を?・何円で?・何個?、購入したのか?ということです。
これを記録していなければ、棚卸が出来ません。
確定申告の時に保管していたレシートを引っ張り出して、棚卸するのはかなりの重労働です。
ですが、せどろいどには・いつ?・何を?・何円で?・何個?、仕入れたのか?を記録し、そのリストをCSV出力する機能があります。
・どこで?、に関しては記録する場所がせどろいどには存在していませんが、使い方を工夫して保存することが出来ますので、こちらではその方法もお伝えします。
せどろいどに仕入れ情報を記録し、そのリストをEマネに入力しておけば
仕入れのレシートなんて1度も開く必要はありません。
また、せどろいどのCSVは多くの情報が入っており、一見すると複雑ですが、Eマネに合わせて自動で必要な項目を抽出し、並び替えを行う機能を装備しております。
その為、複雑な操作をする必要はありません。
自分の稼いだお金を守るためにも、確定申告の時に辛い作業をしないためにも、この機能を是非ご活用ください。
目次
在庫リストのSKU欄の入力を工夫して仕入れ店舗の入力をする
せどろいどでリサーチをして、仕入れを決定した商品の仕入れ情報を記録するのは「在庫リスト」に入れることになります。
ですが、先述通り・いつ?・どこで?・何を?・何円で?・何個?、仕入れたのか?の中で、せどろいどの在庫リストには・どこで?を記録するか項目がありません。
どこで?というのは、仕入れ店舗です。
仕入れ店舗の記録項目がない代わりに、在庫リストのSKUの入力欄に入力することで記録することが出来ます。
在庫リストへの入れる際は、仕入れを決定した商品を選択して、メニューから「仕入」をタップします。
以下の画面が開くので、ここで各項目に仕入れ情報を入力して在庫リストに入れることになります。
先述したように項目の中に仕入れ店舗を入力する欄がなく、仕入情報としてどこで仕入れたのかを記録できません。
仕入れ店舗はSKUの入力欄に入力します。
入力する際にはSKUの後ろにスペースを入れて、店舗名を入れてください。
(後程スペースを入れる理由をお伝えします。)
仕入れ店舗の入力はその店舗の1つ目だけでOKです。
例えばハードオフ西尾店で3商品仕入れた場合に、最初の1商品にのみ仕入れ店舗を入力。
2商品目と3商品目には仕入れ店舗の入力無しという形で構いません。
これで、せどろいどでも・いつ?・どこで?・何を?・何円で?・何個?、仕入れたのか?という必要な仕入情報を記録することが出来ます。
尾崎スタイルの場合は価格改定の設定と店舗名を入れる
Eマネの「自動並び替え」シートの中に「尾崎スタイル仕様せどろいど並び替え」というボタンがあります。
尾崎スタイルとは、在庫リストのSKU欄にてプライスターの価格改定の設定も入力する方法の事を言います。
SKUの後ろにスペースを入れて価格改定させる設定番号、その後ろにスペースを入れて仕入れ店舗名を入力します。
価格改定の設定は商品登録時に数字で設定することになる為、入力時点で数字で入力をしておきます。
設定番号は以下の通りです。
※引用元:「プライスターを使ったCSV出品の方法」https://help.pricetar.com/?p=527
尾崎スタイル仕様に関しても、仕入れ店舗の入力はその店舗の1つ目だけでOKです。
例えばハードオフ西尾店で3商品仕入れた場合に、最初の1商品にのみ仕入れ店舗を入力。
2商品目と3商品目には仕入れ店舗の入力無しという形で構いません。
せどろいどの在庫リストをメールでCSVで出力する
在庫リストを開き、右上のメニューから「リストをメールで送る」タップします。
共有メニューが表示されるのでメールアプリを選択します。
(共有メニューは端末によって表示のされ方が違う場合があります)
送り先をパソコンで受信できるご自身のメールアドレスに設定してメールを送信します。
・Fromは送信者のメールアドレス
・Toは送り先のメールアドレス
Gmail等の元々パソコンで受信できるメールを使う場合は、送信者と送り先のメールアドレスは同じでもOKです。
(以下の画像もFromとToは同じメールアドレスを入力しています。)
せどろいどの方での作業はこれで終了です。
せどろいどの在庫リストを開く(修正する場合もあり)
パソコンを開き、先ほど送り先に設定したメールアドレスの受信ボックスを開きます。
「せどろいど在庫リスト」という件名でメールが届いていますので、そちらのメールを開きます。
添付されている「AmazonItemList.csv」というファイルをパソコンでダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイルを開くと以下の様になっています。
セルの位置が右にズレている行がある場合
以下の赤枠の商品を見ると、セルの位置が右にズレていることが分かります。
※以下の画像はクリックで拡大します。
せどろいど在庫リストのCSVはコンマ区切りとなっています。
その為、商品名の中に「,」が入っている場合、上記のように商品名のセルが分けられてしまいます。
上記の赤枠の商品は以下のものです。
この様にセルの位置が右にズレている場合は、Amazonページを開いて商品名をコピーしてください。
コピーした商品名は、セルの位置が右にズレている行のB列のセルに貼り付けます。
※以下の画像はクリックで拡大します。
商品名をコピペしたら、ズレている分のセルを選択して、右クリックから「削除」を選択します。
以下の様にシフトする方向を選ぶメッセージが出てきます。
右にズレているものを修正するので「左方向にシフト」を選択して「OK」をクリックします。
これでセルの位置が右にズレている行が修正されます。
セルが改行されて下にズレている行がある場合
以下の赤枠の商品を見ると、セルが改行されて下にズレていることが分かります。
※以下の画像はクリックで拡大します。
これは、せどろいど在庫リストの「コメント」の項目内で改行がされていることが原因で発生します。
もし、この様にセルが改行されて下にズレている行があれば、せどろいど在庫リストの中から、対象の商品の「コメント」の項目内にある改行を無くして、再度在庫リストをメールでCSVで出力してください。
せどろいどの在庫リストを自動並び替えする
Eマネに入力したい分の 行 を選択してコピーします。
日付を知りたい場合は、少し画面を右にスクロールしてZ列に在庫リストへ登録した日時が記録されています。
上にある物が古く、下に行くほど新しく記録したものになります。
一気に最下部に移動するには、A列のセルを選択している状態でキーボードの【Ctrl】 +【 ↓ 】を押すと最下部に移動できます。
※もし行き過ぎてしまったら、反対に【Ctrl】 +【 ↑ 】を押せば上へ移動します。
※以下の画像はクリックで拡大します。
Eマネの「自動並び替え」シートを開き6行目に貼り付けます。
貼り付けたら「せどろいど管理表並び替え」ボタンをクリックします。
先述した尾崎スタイル仕様でせどろいどの在庫リストに記録している場合は「尾崎スタイル仕様せどろいど並び替え」ボタンをクリックしてください。
並び替えが終わると「完了」とメッセージが出ますので「OK」をクリックして下さい。
これで管理リストと同じ仕様に自動で並び替えが出来ました。
せどろいど在庫リストのファイルにある1行目の項目は、並び替えシートに貼り付けないでください。
項目がある状態で並び替えをすると「実行時エラー’13’:型が一致しません。」が発生します。
このエラー発生後は並び替えが途中で停まってしまい、並び替えボタンも無くなってしまいます。
その場合は「PROFILE_PATH」のシートを開いていただき「自動並び替えボタン復帰」のボタンを押してください。
すると、自動並び替え用シートがリセットされ、各種ボタンも復活します。
「せどろいど管理表並び替え」ボタンの場合
仕入先は空白のままですので、別途入力する必要があります。
ですが、先ほどお伝えした方法で在庫リストのSKU欄に仕入れ店舗名を記録してあれば簡単な作業で入力が出来ますので安心してください。
(仕入先を空白にしている理由と入力方法はこの後お伝えします。)
※以下の画像はクリックで拡大します。
「尾崎スタイル仕様せどろいど並び替え」ボタンの場合
在庫リストへ記録する際に、仕入れ店舗の入力はその店舗の1つ目だけとお伝えしましたが、2つ目以降の仕入れ先もすべて埋まります。
価格改定の設定も在庫リストのSKU欄に入力していましたが、こちらも全て分けられて入力されています。
このように尾崎スタイル仕様で在庫リストの入力をしている場合は、そのまま管理リストへ貼り付けが出来ます。
※以下の画像はクリックで拡大します。
個数が2個以上の場合は、どちらの場合でも個数分の行も自動で作られるようになっています。
もし追記や編集が必要な場合は、この状態で作業しておきましょう。
「せどろいど管理表並び替え」ボタン使った場合の仕入先を入力する方法
先述した、せどろいどの在庫リストのSKU欄に店舗名を入力するというのは、あくまでも尾崎が推奨するやり方です。
人によっては別の使い方をしている場合もあると思います。
「せどろいど管理表並び替え」ボタンを使った場合に、仕入れ店舗は自動で入力されない仕様にしている理由は、人によっての使い方の違いに対応するためです。
ここでは、先述したせどろいど在庫リストのSKU欄にて、SKUの後ろにスペースを入れて店舗名を入力している場合に対しての説明をします。
・スペースではなくて別の文字で区切っている
・価格改定の設定と店舗名以外にも他の内容を記録している
等の僕の推奨方法とは多少違った使い方をしている場合。
こちらで説明する方法を応用していただければ簡単にEマネに合わせた仕様に並び替えをすることが出来るかと思います。
C列を選択して右クリックし、「挿入」を選択してください。
C列に空白の列が追加されます。
C列に空白の列を追加したら、B列を選択した状態で上部メニューから「データ」→「区切り位置」を開きます。
「コンマやタブ等の区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ」を選択して「次へ」をクリックします。
ここで、どの様に区切るかを指定します。
SKUの後ろにスペースで区切って仕入れ店舗を入力しているので「スペース」のみにチェックを入れて「完了」をクリックします。
「既にデータがありますが、置き換えますか?」のメッセージが出来ますが「OK」をクリックします。
これでSKUと店舗名のセルが分かれます。
分けられた店舗名をコピーして、仕入先へ貼り付けます。
店舗名を仕入れ先に貼り付けたら、C列は不要なので削除します。
C列を選択して右クリックし、「削除」を選択してください。
僕が推奨した在庫リストの記録方法が、仕入れ店舗の入力はその店舗の1つ目だけという方法です。
その為、1つの店舗で複数の商品を仕入れている場合に、仕入先に空白が出来ています。
「せどろいどでSKU欄に仕入れ先を入力している場合空白の仕入れ先を上からコピー」というボタンを押せば全て自動で入力がされます。
空白への入力が終わると「完了」とメッセージが出ますので「OK」をクリックして下さい。
これで仕入れ先も全て埋まったので、そのまま管理リストへ貼り付けが出来ます。
・スペースではなくて別の文字で区切っている
・価格改定の設定と店舗名以外にも他の内容を記録している
等の僕の推奨方法とは多少違った使い方をしている場合。
区切り位置の際に、ご自身で区切っている文字を利用したり、記録している内容の数だけC列に空白の列を挿入する等、ここでお伝えした方法を応用してご自身の使い方に合わせた修正をしていただければと思います。
もし追記や編集が必要な場合は、この状態で作業しておきましょう。
管理リストへコピペで入力をする
特に追記や編集はいらない、または編集、追記が完了したらコピペで管理リストに入力します。
A列の個数は、管理リストへ入力は必要ありませんのでB列~I列の入力分を選択してコピーします。
(メモの欄に何か入力している場合はB列~J列)
(価格改定の設定や出品説明文も管理リストに残しておきたい場合はB列~T列)
「管理リスト」シートを開き、B列(SKU欄)の最下部に貼り付けます。
貼り付けの際は、貼り付けオプションの「値」で貼付けを行ってください。
そのまま貼り付けると書式が崩れて見難くなります。
せどろいど在庫リストをEマネへの入力はこれで完了です。
ワンポイントアドバイス
Eマネの使い方とは少しズレますが、せどろいど在庫リスト内の項目にある「コメント」には、仕入れを確定したらその場で出品説明文を記入することをお薦めします。
新品の場合は決まった説明文になることがほとんどだと思うので、後から説明文を作っても、そこまで手間はかからないとは思います。
ですが中古の場合は、1つ1つコンディション、付属品に違いがあります。
中古であれば店舗で仕入れをした際に、その場で商品の状態や付属品は確認をしているはずです。
一度店舗で確認しているのに、出品する際に再度確認をして説明文を作成するのは二度手間となり非常に効率が悪くなります。
その為、在庫リストのコメントの箇所には、仕入れを確定させた時点で説明文を作って記録しておくことを強くお勧めします。
Eマネへの自動並び替えも、コメントの箇所が出品説明文として並び替えされるように作ってあります。
※以下の画像はクリックで拡大します。