【Keepaの使い方】中古のコンディション別の仕入れ判断方法
どうも、尾崎です。
今回お伝えする内容は、ちょっと初心者の方には小難しい内容かもしれません。
けど、ぶっちゃけ中古せどりをやるには絶対に必須と言っても過言ではない仕入れ方法とも言えるので、初心者であったとしても是非理解しておいてほしい内容とです。
仕入れ判断をする時にKeepaを使って価格の推移や売れ行きを見ますよね?
ただ、グラフとして出てくれる価格の推移は最安値のみです。
新品ならまだしも、中古の場合はコンディションが一定ではありません。
自分が仕入れる商品が、未使用で完品なら「ほぼ新品」、綺麗なら「非常に良い」で出品できると考えるかと思います。
コンディションが良ければ最安値よりも高い価格で売れることが考えられるわけなので、最安値に合わせて出品を考えていたら、仕入れが出来なかったり、仕入れても利益が大きく取れずに勿体ないことになります。
ということは、自分が出品できるコンディションが、どれぐらいの価格で売れていたのかが分かれば、そのコンディションに合わせて適切な価格設定を知ることができますよね?
Keepaではそれが可能です!
Keepaでは、最安値グラフの右側にある
- 中古品 – ほぼ新品
- 中古品 – 非常に良い
- 中古品 – 良い
- 中古品 – 可
それぞれの表示をONにすると、中古のそれぞれのコンディション別の最安値がグラフ上にマークで表示されます。
しかも、これがかなり優秀で詳細なデータを抽出してくれてるため、中古の仕入れ判断をするためにはかなり使えるんですよ( ̄▽ ̄) ニヤ
なので今回はKeepaだからこそできる中古のコンディション別の仕入れ判断方法を解説します!
Keepaの基本的な使い方等その他のKeepaについての記事は以下のページにまとめられています。
⇒https://freeosaki.com/archives/tag/keepa
動画でも解説してるので、記事または動画お好みでご覧ください。
目次
Keepaはクリックするとその時の出品者情報(出品者、価格推移、説明文)が見れる!
中古のそれぞれのコンディション別の最安値がグラフ上にマークで表示されます。
そして、そこにマウスのカーソルを合わせると、それぞれのコンディションの最安値の価格も分かります。
この時に、グラフ上に出てくるマークをクリックすると、その時の出品者、価格推移、説明文などの出品者情報が出てきます。
これらの出品者情報がかなり仕入れ判断において重要な参考データとして使えます(*´Д`)
この記事を書いている2020年7月時点では、非常に良いが正しく表示がされません。
例えば、上記のグラフでも「非常に良い」が12,800円だということが表示されていますが、グラフ上にマークがありません。
マウスのカーソルを動かして非常に良いの出品者がいた場合にのみ表示がされます。
非常に良いをクリックする際はマークはないですが、表示価格から伸びている線の箇所をクリックすると出品者情報を表示させることができます。
今後のアップデートによって修復される可能性はありますが、現状は「非常に良い」が分かりにくい状態になっていますのでご注意ください。
出品者情報の中で最も重要なのは過去の出品者がFBAなのか自己出品なのか?
FBAというのはAmazonの倉庫に商品を保管し、注文が入ればAmazonが発送してくれるサービスです。
過去の出品者がFBAなのか自己出品なのかを知ることの優位性は、後程解説する「コンディション別に何円で、売れるまでの期間を見極める」時に非常に重要な要素になります。
なので、まず先にこの判別方法を知っておいてください。
知りたいコンディションを表示させて、グラフ上に出てくるマークをクリックして、出品者情報を表示させてください。
その時の価格の右側に何も表示がなければ、その出品者は自己出品の出品者であることが確定です。
価格の右側にPrimeと書かれていれば、FBAの可能性が高いです。
Primeと書かれていても、100%FBAではないのは、マケプレプライムの自己出品者の可能性もあるからです。
マケプレプライムとは、自己出品者でも発送スピードなどがFBAと同等のサービスが提供できているという出品者で、Amazonの審査を通過しなければマケプレプライムになることは出来ません。
審査を通過すると、自己出品だがプライム表示がされ、一般の自己出品者よりも有利にAmazonで販売することが可能になります。
Keepaの出品者情報でPrime表記されていて、FBAなのかマケプレプライムなのか判断する場合は、出品説明文を見ることで分かることが多いです。
なぜなら、FBAの出品者であれば、説明文にFBAであることの特徴を記載していることがほとんどだからです。
FBAの場合は、以下のように『Amazon倉庫からの発送』であることを記載していたりします。
他にも『30日間の』保証があることを記載していることも多いです。
マケプレプライムの場合は、FBAであることの特徴が書かれていません。
以下の場合であればFBAなら30日間の保証ですが、1週間の保証と書かれているので、FBAではないことが分かります。
コンディション別に何円で、売れるまでの期間を見極める
基本の考え方としては
- そのコンディションの価格が上がった
- そのコンディションの価格の表示期間が大きく空いている
これらの時の直前までの表示期間が販売期間で、直前の価格で売れたと考えます。
※ほぼ新品のみ表示させた状態。
ただし、あくまでもこれは基本的な考え方であり、必ずしもこれが絶対といういわけではありません!
と言うのも、最初に伝えたように、このKeepaのコンディション別の最安値は線で引かれているわけでなく、点で定期的に価格を表示しているからです。
例えば、以下の箇所はほぼ新品の出品者がいなくなった箇所とランキングが上がった箇所の位置がズレています。
どうしても、定期的な観測での表示なのでズレが起きやすいのです。
でも、実は上記の赤枠のほぼ新品は高確率で売れていると判断することが出来るんですよ( ̄ー ̄)ニヤ
なぜそう考えられるのか?と言うと、この時の出品者がFBAだからです!!
※赤枠箇所のほぼ新品出品者情報からFBA出品者であることが分かります。
なぜFBA出品者であれば売れている可能性が高いのか?
FBAというのはAmazonの倉庫に商品を保管し、注文が入ればAmazonが発送してくれるサービス。
このサービスを僕含め、多くのせどらーが利用しているわけですが、FBAを使っている出品者がいなくなった場合は、売れた可能性が高いです。
絶対ではない理由としては
- 何かしらの理由で出品を取り消す
- マルチチャネルサービスを使ってAmazon以外の他販路で売れた
という理由でFBAの出品者がいなくなる可能性もあるからです。
マルチチャネルサービスとは、Amazonの倉庫に保管している商品をAmazon以外の他販路でも販売して売れた場合でも、Amazon倉庫から商品を発送してくれるサービスです。
とは言え、僕自身もそういったことは滅多にないですし、多くのFBA利用者は、Amazonで販売を完結させることがほとんどです。
なので、100%ではないが、FBAの出品者がいなくなったらAmazonで売れたという確率が非常に高いと予想することができます。
逆にFBAを利用していない自己出品者は手元に商品を保管しているため、容易に出品を取り消したり、他販路で販売することは多いです。
その為、自己出品者はいなくなった場合は、売れたからいなくなったと判断するには信憑性が下がります。
だからこそ、過去の出品者がFBAであったかどうかは非常に重要な仕入れ判断要素なのです。
直近3か月以内なら出品者情報の価格推移から読み取れる
出品者情報を表示させたときの直近3か月以内であれば価格推移を見ることがでるので、その場合はこちらの方法で売れるまでの期間を判断した方が正確です。
以下の出品者はPrime表記があり、説明文に「Amazon規約に基づき全額返金致します。」と書かれているのでFBAである可能性が高いことが分かります。
この出品者の価格推移を見てみると5月23日に13800円から出品が始まり、最終的に6月19日に9980円でいなくなっています。
つまり、この非常に良いの出品者の商品が売れたのは6月19日に9980円ということが分かり、販売期間は約1か月ということになります。
しかし、価格が販売期間の中で上下していて、9980円になったのは6月10日です。
ということは、9980円で非常に良いで出品した場合に、10日ほどで売れる商品だと予想することができます。
ただし、3か月以上前のデータでは、出品者情報を見ても価格推移が分かりませんので、この手法は使えませんので、その場合は先ほど解説した基本的な考え方から判断をしてください。
出品者情報の説明文が見れるからこと価格を上下させることも考えられる
あくまでも、コンディション別の価格は、そのコンディションの最安値です。
なので、同じコンディションでも場合によっては過去の同じコンディションの出品者よりも高く、もしくは安くすることも考えることが出来ます。
例えば、以下の出品者はほぼ新品と書いているのに「外観はわずかなスレキズ」と記載されていますよね?
本来はAmazonのコンディションガイドライン上であればほぼ新品は傷なしです。
だから自分が完全に未使用品で傷が無ければ
『この時のほぼ新品出品者よりも高く出品しても良いかな?』
と、考えることが出来ます。
その他、付属品に関しても同様です。
非常に良いでも、良いでも、その時の出品者が完品だったのか?欠品があったのか?という事が説明文から分かることは多いです。
もし過去の出品者が欠品していて、自分は完品であれば、同じコンディションだったとしてもその時よりも高く。
逆に、過去の出品者が完品で、自分は欠品があれば、同じコンディションだったとしてもその時よりも安く。
Keepaは過去の出品者情報から、その時の説明文が分かるからこそ、その時の状況を基に価格を上下させて考えることが可能になります。
まとめ
Keepaのコンディション別の最安値は線で引かれているわけでなく、点で定期的に価格を表示されているので、確かに推移が分かりにくいです。
でも、その時の出品者がFBAなのかどうかが分かれば、その分かりにくさを補うことが出来ます。
逆に言えば、それを理解して仕入れ判断をしている人としていない人とでは仕入れ量も、仕入れの精度も変わってくるでしょう。
また、過去の出品者情報から見れる説明文から価格を上下させるという事も、考えられるかどうかで、仕入れの可否や見込める利益額も変わってきます。
些細な事かの様に感じるかもしれませんし、一手間かかる事でもあるので、「メンドクサイ」「よく分からない」と言う理由でここまで踏み込んで仕入れ判断する人は正直言って少ないと思います。
でも、ここまで踏み込めるかどうかが稼げる人と稼げない人の大きな差です。
今回は初心者向けな内容ではなかったかもしれませんが、逆に初心者の内からこういったことを意識して仕入れ判断をしてもらえると、早く稼げるようになってくるかと思います(^_^)