中古せどりで返品を減らす方法(写真だけじゃダメ!)
どうも、尾崎です。
Amazonで中古せどりをしていると、どうしても切り離せないのが返品です。
新品せどりに比べて、中古せどりの方が間違いなく返品は増えます。
返品には大きく分けて
- 間違えて注文した
- 商品に不具合がある
- 思っているものと違った
- 付属品が足りない
等々、様々な返品理由があります。
その中でも、「付属品が足りない」という返品理由は出品者からすると困っちゃいますよね(ノД`)・゜・。
これは購入者の確認不足っていうのもあるのですが、勘違いによる購入ということもあります。
どういう時に、勘違いが起きるのかというと、「付属品は写真をご覧ください」と記載している出品者をよく見かけますよね?
これは確実に返品が増えます!!
僕自身も過去に数か月間「付属品は写真をご覧ください」と記載して出品を試したところ、「写真に写っている付属品が入っていない」という返品が何度かありました。
そして、説明文に付属品を記載するように戻したところ、付属品が足りないという返品は確実に減りました。
(購入者の確認不足はどうしてもあるので0には絶対になりません(^^;))
でもなぜ、付属品を写真だけで伝えることで、返品を増やしてしまうのか?
そのメカニズムについてお話しします。
自分は常に説明文に付属品は書いてるよ!って方はこちらの記事は不要かもしれません(^^;)
でも、メカニズムを知っておくことで販売戦略に良い影響もあるかと思いますので、付属品を書いてるっていう方も最後まで見ていただけたら嬉しいです(#^^#)
目次
理由①カートボックスからは写真が見れない
Amazonの商品ページには「カートボックス」というものがあります。
このカートボックスがかなりやっかいでして・・・
カートボックスからは写真が見れないんですよね(ノД`)・゜・。
その前に、そもそもカートボックスって何なの?っていう方に、カートボックスを簡単に説明しますね。
カートボックスとは?
以下の写真のように、商品ページ上からそのままショッピングカートに入れられるように、1人の出品者が表示されることです。
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上の写真は新品の場合です。
カートボックスと聞くと、新品だけに関わることだと思われがちですが、中古にもカートボックスは存在します。
中古のカートボックスは以下のようになります。
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出品者の一覧を見ると、この中古カートボックスに表示されている出品者が、最安値ではないことが分かります。
※画像クリックで拡大します。
このように、カートボックスは最安値とは限らず、1人の出品者が見られやすく、購入されやすいように表示されることです。
そしてカートボックスとなる出品者は、不定期で変わります。
コンディションや評価の高さなどによってカートボックスのなりやすさは変動すると言われていますが、確かなことは分かりません(^^;)
見られやすくて、購入されやすいならカートボックスめっちゃいいじゃん!って思いますよね?
でも、先述したようにカートボックスからでは写真が見られないため、返品が増えてしまうんです。
カートボックスの商品詳細表示が意地悪
カートボックスを取得している出品者の商品詳細(付属品や商品の状態を記載している説明文)は、そのままでは何も表示されてません。
商品詳細を見るためには、コンディションの横にある「詳細」をクリックする必要があります。
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次に、出品者一覧から商品詳細を確認してみましょう。
出品者一覧を表示させてみると、カートボックスではない出品者は、最初から商品詳細の冒頭部分が見えていますが、カートボックスの出品者は「もっと見る」をクリックしなければ、商品の詳細は表示されません。
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あれ?っと思いましたか?^_^;
カートボックスで商品詳細を見ると写真がないですが、出品者一覧で見る商品詳細には写真ありますよね^_^;
このように、カートボックスの商品詳細に写真が出てこないことにより、購入者が勘違いをしてしまうのです(*_*)
商品ページの写真が出品物の写真と勘違いされる
例えば以下の商品の場合、カートボックスの出品者は商品詳細に
「【付属品】 : 写真に写っている物がすべてになります。」
と、記載をしていますが、カートボックスからでは写真がどこに見えるでしょうか・・・?
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先述したように、カートボックスの商品詳細からは写真が見えないため、商品ページの写真がその写真だと勘違いされてしまいやすんですよ(ノД`)・゜・。
出品者一覧から、この出品者の商品詳細を見て、実際の写真を見ると、商品ページに写っている写真よりも付属品が少ないです。
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出品者一覧から商品詳細を見て貰えれば、実際に自分が掲載した写真を見て付属品を確認してもらえるでしょう。
しかし、カートから商品詳細を見たら、商品ページの写真と勘違いして、実際の自分の出品物よりも付属品がたくさんある物だとして勘違い購入をされてしまう可能性があります。
それによって、「写真に写っている付属品が入っていない」という返品が起きてしまうのです。
だからこそ、付属品は写真をご覧くださいではなく、説明文に記載をしておく必要があるのです。
スマホのアプリからでも同様です
スマホのアプリでも中古のカートボックスはあります。
アプリの場合も、商品詳細はカートボックスからでは文章しか見れず、写真は見れません。
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パソコンの場合と違うのは、スマホのアプリの場合カートボックスでは最初から商品詳細の冒頭が一部見えており、「See more」をタップすると、商品詳細の文面がすべてが見れます。
しかし、カートボックスの商品詳細ではパソコンと同様に文面しか見れず写真が見えません。
※画像クリックで拡大します。
この様に、スマホのアプリの場合も、パソコンと同様にカートボックスからでは、写真が見れません。
なので、「付属品は写真をご覧ください」だけでは、購入者が自分の掲載している写真ではなく、商品ページの写真だと思って、勘違いを起こしやすいです。
それによって、「写真に写っている付属品が入っていない」という返品が起きてしまうのです。
逆に言えば、スマホから購入される場合は、何もしていなくても商品詳細の冒頭一部が見えるため、冒頭に付属品を記載していくことで、勘違い購入を未然に防ぎやすくなります。
理由②注文履歴には写真が残らない(文章は残る)
人間の記憶力なんて、曖昧なもの。
注文した商品が手元に届いて、開封した際に「あれ?あの付属品入ってなかったっけ?」なんて思うこともあるでしょう。
そうなった時に、注文履歴から商品詳細を見ることが出来るのですが、注文履歴には商品詳細の文面しか残らず、写真は残りません。
スマホのアプリでは、注文履歴から商品詳細を文面さえも見ることができません。
パソコンから、もしくはスマホの場合はWebブラウザからAmazonにログインをしていただき、注文履歴より「注文内容を表示」→「領収書/購入証明書の表示」と進んでいただくと、ご確認できます。
※問い合わせがあった際の答え方の例を後述しています。
注文履歴から商品詳細を見るには、「注文内容を表示」をクリック。
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次のページで、コンディションの横に、購入時の商品詳細の文面が表示されます。
しかし、この注文履歴に写真が残ることはありません。
※画像クリックで拡大します。
商品詳細に「付属品は写真をご覧ください」と書いていた場合、購入者はその写真を確認することが出来ないのです。
すると、「○○の付属品が入っていない」という返品が起きます。
または、確認しようと商品ページを見た場合、商品ページの写真を見て「写真に写っている付属品が入っていない」という返品が起きてしまうのです。
文面に残っていれば、購入者も確認をすることができるので、購入時の確認不足ではない限り、返品を防ぐことができます。
問い合わせがあった際に写真だけでは何も言えない
購入後に「○○の付属品がないのですが・・・」という問い合わせが来ることがあります。
でも、僕は説明文に付属品をすべて記載してます。
いくら写真を載せようと、文面で付属品を記載していようと、購入者の確認不足で購入されることはどうしても防げません。
でも、文面で付属品を記載していれば、そういった問い合わせがあった際に、ちょっと嫌らしい言い方になってしまいますが、「ご購入者様の確認不足ですよ~」と匂わす受け答えが出来ます。
例えば、僕に「○○の付属品がないのですが・・・」という問い合わせが来た場合に、以下のように返信しています。
○○ 様
(店舗名) 担当の尾崎と申します。
お問い合わせいただいたご注文についてですが、当店は中古品として出品をさせていただいておりました。
中古品ですので、新品時の付属品が欠品していることもございます為、出品説明文に揃っている付属品を当店は全て記載をさせていただいております。
今回、お問い合わせいただいた出品説明文の中で、付属品については以下のように記載をさせていただいておりました。
↓
————————————————
内容物:本体、電源ケーブル、AVケーブルの出品になります。※記載の物が全てです。取扱説明書はメーカーHPよりダウンロード可能です。
————————————————
上記の記載内容の確認方法といたしまして
【パソコンの場合】
Amazonの注文履歴から「注文の詳細」を開いていただくと、ご確認いただけます。
【スマートフォンの場合】
アプリからでは確認が出来ない仕様となっております。
WebブラウザからAmazonにログインをしていただき、注文履歴より「注文内容を表示」→「領収書/購入証明書の表示」と進んでいただくと、ご確認いただけます。
Amazonの商品のページ自体は全出品者共通のものとなっており、中古品に関しては付属品を含め状態なども違うため、各出品者毎に記載をして出品することとなっております。
ですので、当店は元々リモコンは欠品として販売をさせていただいておりました。
Amazonの仕様上、当店もこれ以上のことが出来ずに申し訳ないのですが、こういった仕様は購入者側からすると分かりにくく、勘違いをされやすいことも承知しております。
当店としても、もう少し購入者の方々が分かりやすいように、表示の仕方を改善してもらえないかAmazonに提案はさせていただいているのですが、現在はこういった仕様になっておりますことを申し訳なく思っております。
ですが今回、○○様はリモコンが付いているものだと思って購入したということで、このような場合はAmazonの規約に基づいた30日間の返品・返金保証の対象となります。
返金は、返送完了後、Amazonより購入金額全額が返金されます。
ですのでリモコンが必要ということでありましたら、お手数をおかけしてしまうこととなりますが、リモコンを○○様ご自身で別途ご用意していただく。
もしくは、今回は当店の商品をご返品いただき、別途リモコンが揃っているものをご購入いただければと思います。
返品手続きに関しましては、注文履歴からしていただけます。
また、返品手続きはスマートフォンのアプリからでも可能でございます。
詳しくはAmazonのヘルプ内の返品・返金の箇所をご確認くださいませ。
→ https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html/ref=hp_gt_rrriyo?nodeId=201824330
問い合わせの回答としては以上となります。
繰り返しになってしまいますが、Amazonの仕様上、当店としても説明文に内容を記載すること以外に付属品について明記することがなかったことを、どうかご容赦、ご了承くださいませ。
その他、気になることがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。
(店舗名) 担当 尾崎
この様に返信することで、結果的に返品となることもあれば、返品とならない場合もあります。
でも、「付属品は写真をご覧ください」と書いている場合に、どうするのでしょうか?
先述したように、注文履歴からで商品詳細の文面しか見ることができません。
もちろん、返信のメールに写真を添付することは可能ですが、履歴に残っていない写真を送られても、信憑性、信頼度は間違いなく低いです。
また、そもそもその購入者が、自分が掲載した写真ではなく、商品ページの写真を見ていたのであれば、「買うときに見た写真と違う!」と、混乱を招く恐れがあります。
こういった問い合わせに、適切に対応するためにも文面に付属品は残しておくべきでしょう。
まとめ(今のAmazon仕様上は写真だけは勿体ない)
ここまでお話ししたように、現在(2021年5月)のAmazonの仕様上、「付属品は写真をご覧ください」という文面では間違いなく、返品は増えます。
もちろん、全てを防ぐことは不可能です。
説明文さえ見ずに購入する人も一定数います。
とは言え、無駄な返品は、こちらも余分な手間がかかるので出来るだけ避けるようにするべきです。
冒頭にもお話ししたように、僕自身も過去に数か月間「付属品は写真をご覧ください」と記載して出品を試したところ、「写真に写っている付属品が入っていない」という返品が何度かありました。
そして、説明文に付属品を記載するように戻したところ、付属品が足りないという返品は確実に減りました。
注文履歴に写真が残る仕様になれば、購入後も確認はできるので、写真のみでも良いかと思いますが、現状のAmazonの仕様上では、防げるはずの返品が増えるので勿体ないです。
付属品を写真のみで伝えている方は、是非説明文にも記載するようにしてください。
それでは今回は以上になります。