初心者でも仕入れが増やせる!応用仕入れ判断基準6パターン
どうも、尾崎です。
せどりで稼ぐためには、まず商品を仕入れなければなりません。
では、仕入れ時は何を基準に仕入れを判断したら良いのか?
今回の記事では少し応用的な仕入れ判断方法をお伝えします。
せどり初心者のための基本的な仕入れ判断基準の記事にて、ベースとなる基準をお伝えしています。
今回はそのベースとなる基準からの応用となるので、そちらを確認してから、今回の記事を読み進めていただければと思います<m(__)m>
また、あくまで僕は中古しか扱わないので、中古の仕入れ判断することを大前提としてお伝えします。
理由は以下の記事をご覧ください。
仕入れを判断する時の基準条件は、大まかに分けて6つのパターンがあります。
本当は、数えきれないぐらいたくさんの条件があるのですが、それらは、ケーズバイケースで判断することが多く、一概に「こうだ!」と決めきれないことが多いです。
これから説明する6つのパターンの中でも、時には出品者の数や直近の値動き、時期によって、条件は満たしていても仕入れ対象外と判断する場合もあります。
逆に、これらの条件を満たさないが、同じように出品者の数や値動きや、時期によって仕入れ対象とする場合もあります。
それらの、ケースバイケースとなる条件は一概に形として伝えることが難しいのです。
どうしても、経験則という部分が大きな割合を占めてしまいますので...
しかし逆に言えば、経験が積めればケースバイケースで臨機応変に仕入れ判断が出来るということでもあります。
その為、多くの経験を積めるように、ここでお伝えする基準は、かなり甘く作くりました。
しかしそれでも、利益を残しつつ、経験も積めるギリギリのラインの基準です。
なので、せどりを始める頃は、ここで紹介する6つのパターンをベースに、リサーチ、仕入れ、販売を繰り返し、経験を積んでいっていただけたらと思います。
ここでお伝えするパターンを基準に、まずは経験を積むことを優先的に仕入れをしていって、徐々に基準を変えたり、応用仕入れに挑戦していってください。
以前はKeepaではなく、モノレートというツールを使って仕入れ判断をしていました。
モノレートが閉鎖となったことでKeepaに移行したのですが、見方はモノレートと基本は変わりません。
その為、グラフの画像等はモノレートのグラフを使っていますが、Keepaでも同じ見方、考え方となります。
目次
そもそもなぜ、6つもパターンを覚える必要があるのか?
この理由は、1つや2つのパターンのみで判断すると、仕入れ条件に満たさない場合が多く存在することがあります。
しかし、多くのパターンを基準にすることが出来ることにより、広い視点で判断をすることが出来る様になるので、初心者の時でも仕入れがしやすくなります。
多くのせどりの教育の場では、最初は1つや2つのパターンしか教えていません。
なぜなら、まずは慣れるところから始めるというのと、説明が難しく覚えられない可能性があるからです。
しかし、その為に応用力が少なくなり、仕入れが出来ないという状況になり、結果的に経験が積めず諦めてしまう人が多い...
僕は少しでも早く成果につなげてほしいと思ってますし、本気でせどりを取り組もうと考えている人であれば、そんなに難しいことではないと思っています。
ここで紹介する6つのパターンをベースに判断していくことで、初心者でも仕入れが出来る確率が格段に上がります。
実際に僕の雇っていた、仕入れリサーチの外注さんにも、最初は1つのパターンしか教えていなかったです。
その時は、2週間で1万円の見込み利益分の商品しか外注さんは見つけられませんでした。
しかし、外注さんに、この6つのパターンを教えたところ、2週間で10万円の見込み利益分の商品を見つけられるようになりました。
この時に、経験もなく、応用的に考えられない頃は、事前に何パターンか知っておかなければ、仕入れをすることは難しいのだということを身に染みました。
だからこそ、今回6つのパターンを覚えていただければ、利益も出しながら、少しでも多く仕入れをして、経験を積んでいただけるはずです!
仕入れ判断基準:パターン①
こちらは、別記事でも伝えている、基本のベースとなる仕入れ判断のパターンです。
・直近3か月間の波打ち10回以上
・見込み利益(売上-Amazon手数料-仕入れ額)が仕入れ値の10%以上の商品
・最低の見込み利益額は、1000円以上
これが基本となりますので、このパターンを覚えていない場合は以下の記事を読んで、まずはこれを確実に頭に入れてください。
仕入れ判断基準:パターン②
・3か月の波打ち6回以上10回未満
・見込み利益が仕入れ値の20%以上の商品
・最低の見込み利益額は、1000円以上
・ 6回以上10回未満の波打ちの中で中古が3回以上売れているか?
※パターン②の注意事項
このパターン②の場合...
必ず、3か月で何回、新品が売れていたのか?中古が売れていたのか?と言うことを確認してください。
この理由として...
3か月で6回の波打ちだった場合は、月に2回しかその商品が売れていないということです。
その少ないチャンスで、中古を売ろうとしているのに、6回中5回新品が売れていた場合、3か月に1回しか、中古が売れるチャンスが無いということになります。
例として、この様なモノレートだった場合...
3か月の波打ちは7回です。
ではこの7回のうち、新品、中古がそれぞれ何回ずつ売れているのか確認してみましょう。
1回目:どちらも出品者が減っていないので、新品とする。
その為、どちらも出品者が減っていない場合は新品が売れた可能性が高い。
2回目:中古の出品者が減っているので、中古が売れた。
3回目:中古の出品者が減っているので、中古が売れた。
4回目:新品、中古の両方の出品者が減っている場合は、どちらが売れたか不明。
5回目:中古の出品者が減っているので、中古が売れた。
6回目:中古の出品者が減っているので、中古が売れた。
7回目:新品の出品者が減っているので、新品が売れた。
7回の波打ちの中で、新品が売れたと思われるのは、2回。
中古が売れたと思われるのは、4回。
(4回目は、同時に新品も中古どちらも売れたとも見れるが、ハッキリ分からない為、カウントしない。)
つまり、この商品は、『6回以上10回未満の波打ちの中で中古が3回以上売れている』ので、仕入れ値の20%以上、1000円以上の利益が見込めるのであれば、仕入れ対象となることが分かります。
しかし、新品と中古の売れてる回数が逆だった場合は、仕入れ値の20%以上、1000円以上の利益が見込めたとしても、中古の売れ行きが悪すぎるので、仕入れ対象外となります。
このように、必ず新品が売れているのか?中古が売れているのか?と言うことを確認してください!
仕入れ判断基準:パターン③
・3か月の波打ちが3回以上 6回未満
・見込み利益が仕入れ値の20%以上の商品
・最低の見込み利益額は、1000円以上
・ 3回以上6回未満の波打ちの中で中古が3回以上売れているか?
・FBA出品者が不在である
Amazonで販売をするうえで、僕たちはFBAのサービスを利用し、多くの手数料を払っています。
その為、FBAではない自己出品者よりも、間違いなく有利になっており、同価格で出品している場合は自己出品者よりも先に販売できる可能性がかなり高いです。
すなわち、このFBA出品者が1人もいなかった場合ライバルとなる出品者がいないということとなります。
その為、3か月の波打ちが3回以上であれば、ライバルが不在と捉えることができ、1か月以内に販売できる可能性が高いです。
そういった場合は、仕入れ値の20%、1000円以上の利益であれば仕入れ対象といたします。
※パターン③の注意事項
パターン②と同様に、こちらのパターンでは必ず3か月で3回以上中古が売れていたのか?と言うことを確認してください。
先日した通り、3か月で3回のと言うことは、ライバルがいなければ1か月に1回売れるチャンスを、自分の物に出来るということです。
しかし、その時に、自分が新品を売ろうとしているのに、3回のうち2回は中古が売れていた場合、チャンスが3か月に1回ということになってしまいます。
例として、この様なモノレートだった場合...
3か月の波打ちは4回です。
ではこの4回のうち、新品、中古がそれぞれ何回ずつ売れているのか確認してみましょう。
1回目:新品の出品者が減っているので、新品が売れた。
2回目:中古の出品者が減っているので、中古が売れた。
3回目:中古の出品者が減っているので、中古が売れた。
4回目:どちらも出品者が減っていないので、新品とする。
その為、どちらも出品者が減っていない場合は新品が売れた可能性が高い。
4回の波打ちの中で、新品が売れたと思われるのは、2回。
中古が売れたと思われるのは、2回。
つまり、この商品はライバルは自己出品者のみで、FBAはいなくて、仕入れ値の20%以上、1000円以上の利益が見込めたとしても仕入れ対象外です。
3か月に中古が2回しか売れていないので、ライバル不在だとしても、1か月以内に売れる可能性が低いからです。
このように、必ず新品が売れているのか?中古が売れているのか?と言うことを確認してください!
仕入れ判断基準:パターン④
・出品者がいなくて、波打ちが少ないが、出品すると、すぐに売れている場合。
・見込み利益が仕入れ値の20%以上の商品
・最低の見込み利益額は、1000円以上
波打ちとしては少なですが、売れていない理由が、出品者がいないというパターンも有ります。
ですが上記の写真のように、波打ちが少なくても、出品者が現れると、すぐに売れるような場合があります。
その時は過去に出品されて、売れた価格を目安に利益計算をしてください。
※上記のグラフは新品の例ですが、中古でも同じです。
過去に出品されて、売れた価格を目安に利益計算した際に、仕入れ値の20%、1000円以上の利益であれば仕入れ対象とします。
他にもこの様なパターンも有ります。
3か月で見ると売れていませんが... 12か月で見ると... ↓
この様に12か月で見ると売れているのが分かります。
※注意点として、全期間にすると、あまりに古すぎてデータとして信憑性が低くなるので、MAXは12か月まででの判断とします。
この様に12か月以内で、よく売れている価格帯で出品した時に、仕入れ値の20%、1000円以上の利益であれば仕入れ対象です。
※上記のグラフは新品の例ですが、中古でも同じです。
仕入れ判断基準:パターン⑤
・3か月で波打ちが少ないが、値段を下げれば売れ行きが良い場合。
・売れ行きの良い価格で、出品した時に見込み利益が仕入れ値の20%以上の商品
・売れ行きの良い価格で、出品した時に最低の見込み利益額は、1000円以上
これは、パターン④の応用となります。
この様に、3か月で見ると2回しか売れていない(波打っていない)ですが、6か月で見ると...↓
この様に、値段を下げれば売れ行きが良くなる場合があります。
この商品の場合は、中古20,000円弱の値段がよく売れる適正価格と言えるでしょう。
(20,000円超えたところの中古は、いなくなったところでランキンググラフが動いていないの売れたのではなく、出品を取り消したと考えられる)
よく売れている価格帯で出品した時に、仕入れに対して20%、1000円以上の利益であれば仕入れ対象とします。
仕入れ判断基準:パターン⑥
・3か月間では売れ行きは少ないが、直近1か月内で3回以上売れ始めている。
・見込み利益が仕入れ値の20%以上の商品
・最低の見込み利益額は、1000円以上
これは季節物の商品で、良く有るパターンです。
赤枠にご注目ください
3か月で見た時に売れ行きは悪いのですが、電気カーペットと言う季節家電です。
このデータの季節も9月の終わりと言うところで、8月の終わりごろから急に売れ始めています。
この様に時期によって売れ始めることがある商品もあります。
上記の画像のように3か月で見ると売れ行きが悪くても、直近約1か月以内で3回以上売れ始めている。
こういった場合は、この先にしばらく売れ行きが良くなる可能性があります。
※新品の例を出していますが、これは中古も同じです。
そのような場合に、直近で売れている価格を見て利益計算をして、仕入れ値の20%、1000円以上の利益であれば仕入れ対象とします。
※パターン⑥の注意事項
今回の、パターン⑥の逆パターンになります。
赤枠にご注目ください。
3か月間では良く売れていますが、直近の売れ行きがピタッと止まっています。
データは9月の終わりごろです。
冷房用のエアコンという季節家電で、夏の終わり頃となる8月の末頃から急に売れ行きが悪くなっています。
この様に、季節家電は時期が遅れることで、この先に需要が減り、売れ行きが悪くなる場合が多いです。
上記の画像の様に、3か月間の売れ行きが良い場合でも直近1か月以内に急に売れ行きが止まっている場合...
この先の売れ行きも悪い可能性が可能性が高いので、仕入れ対象外とします。
※新品の例を出していますが、これは中古も同じです。
まとめ
以上が、『初心者でも仕入れが増やせる、応用仕入れ判断基準6パターン』となります。
冒頭でもお伝えした通り、本当は、数えきれないぐらいたくさんの条件があるのですが、それらは、ケーズバイケースで判断することが多く、一概に「こうだ!」と決めきれないことが多いです。
ケースバイケースで仕入れ判断が臨機応変に出来るようになるには、どうしても経験側から導き出すことが多いです。
しかし逆に言えば、経験が積めればケースバイケースで臨機応変に仕入れ判断が出来るということでもあります。
その為、多くの経験を積めるように、ここでお伝えする全てのパターンは、かなり甘く作くってます。
正直、今の僕は基本的に仕入れ値の30%以上の利益が基本です。
もちろん、ケースバイケースでそれよりも低い率で仕入れることもありますが、基本的には30%以上を仕入れるようにしています。
しかし、初心者がいきなりそんな基準で仕入れをしようと思っても難しいです。
結局仕入れが全然出来なくて、経験が積めないままでは、稼ぎを大きくしていけません。
そうなると、折角せどりを始めたのに、結局続けられない...
そんなのすごく勿体ないです(T_T)
だから、利益を残しつつ、経験も積めるギリギリのラインの基準で、かなり甘く基準を作っています。
経験を積んでいけば、ケースバイケースで臨機応変に仕入れ基準を変更していけるようになります。
ここでお伝えするパターンを基準に、まずは経験を積むことを優先的に仕入れをしていって、徐々に基準を変えたり、応用仕入れに挑戦していってください!!
仕入れ基準を覚えれたら、次は『初心者の方が失敗しやすい仕入れ判断ミス』も一緒に覚えておきましょう(^_^)
事前に知っておくことで、下手な失敗を未然に防げるので是非ご確認ください。
関連記事:初心者の方が失敗しやすい仕入れ判断ミス
それでは!
お役に立てたら、下のバナーをクリックお願いします!
僕のモチベーションの源です<(`^´)>
Comment
この記事を読んで。自分の様な初心者でも応用をきかせ収入を現状より増やす事ができました。ただ記事をまねするだけでも考え方や視点が変わりますが、そこに自分なりの視点をプラスする事で、今まで仕入れできなかった商品が仕入できたりします。とにかく分かりやすくて読みやすいです!
harukiさん、コメントありがとうございます(^_^)
もちろん、ここで挙げた基準が全てではないですし
例外処理はたくさん出てきますが
あくまで本当の最低ラインで、本人にあった基準って言うのは
状況によって変動してきます。
まずは売れやすい物を、売ってみてから
基準を調整して行けばよいと思いますので
是非、自分なりの視点をプラスして行ってください(^_^)
初心者なので尾崎さんの記事を読んで学んでいきたいと思っております!
仕入基準で迷っていたのでこちらの基準をとりあえずは真似てみようと思います!
つなたろうさん、コメントありがとうございます(^_^)
僕の伝えている仕入れ基準は、あくまで体系的な仕入れ基準で
かなり低めの基準で販売経験を出来るだけ多く養うことを目的としています。
また、ケーズバイケースで判断の仕方は変わることが有りますが
とりあえずはここで紹介している基準で仕入れていれば
大きく損はすることなく、経験は積んで行けると思います(^_^)
経験が積めて来たら自分なりの基準に変更して行けばよいと思うので
まずはこれを参考にしていただければと思います(^_^)
始める初期段階は労力も多くかかるかと思いますが
頑張ってくださいね!
モノレートの見方と仕入れ基準、とてもわかりやすく参考になります。マジで有料級ですね!
自分はせどり歴半年で今は経済的に困窮しているので低単価の本全頭ビーマーですが、中古メディア、中古家電とこれから取扱を広げていく予定なので
ブログの記事すべてこれから読ませてもらいます。
しばさん、コメントありがとうございます(^_^)
有料級と褒めていただけて嬉しいです(*^_^*)
ブログの記事も全てこれから読んでいただけるということで
それも嬉しいですし
なにより、しばさんのやる気、熱意と言うのをすごく感じます!
他の記事もお役にたてて、幅を広げていくことに
良い影響を与えられれば
尚光栄です(*^_^*)